天平宝字年間(757~764)の創建と伝えられる多古町最古の寺。
もとは律宗の寺院であったのが真言宗となり、貞和2年(1346)日祐によって日蓮宗に改宗され、釈迦仏を本尊とする日蓮宗寺院として現在にいたっています。
天正5年(1577)には多古城主牛尾胤仲の制礼があり、天正19年(1591)には徳川家康から寺領12石の寄進を受け、そののち歴代将軍から朱印状を賜りました。山門に掲げられた扁額の「法性山」の文字は、寛保2年(1743)京都宝鏡寺の本覚院宮古稀の筆によるもの。また寺を守護する一対の金剛力士像(仁王尊)と仁王門は宝暦十二年(1762)の造建立で、当時の記録によれば仁王尊の身長は六尺三寸、制作代金は二十六両三分であったそうです。
業多古町の生業
働き方が注目される昨今、様々な分野の「生業」を通して多古町をご紹介します。